睦月
2009年1月1日 賀正新探
昨夜は大晦日でしたけど、今日はもう元旦です。
毎年思うのですが、年末ってあっという間に過ぎてしまいます。しかも何の準備もしないうちに日も暮れてしまって、気が付けばカウントダウンまで数時間ってことが多いので、そんなときでも私は、「何してたって新年は来るんだから」とのんびり考えています。っていうか、正月のアレンジを作って疲れて、何も片付いていない部屋を前にやる気が失せて、焦っても無理だと諦めの境地でいるからかもしれません。
大晦日でも、年が変わるってだけで同じ一日。お腹減ったなぁといつもの調子で台所に行くと、おせちの準備に勤しむ母の姿があり、「自分でそばを作ってね」の声にやる気をさらになくし、その後はボーっと紅白を眺める。
その一年を代表するアイドルや歌手、定番の演歌歌手の歌やパフォーマンスを見ながら、あちこちとチャンネル変えながら、紅白は白組の圧勝で終わり、香川・善通寺の年明けうどんを写す行く年来る年を見ていたら、あっという間に年が変わってしまい、「ああ、そういえば年越しそば食べそこねたなぁ」と思っていると、何故か弟たちが台所に集まってきて、腹減ったと騒ぎ出し、しぶしぶそばの準備を始めた母に私の分も頼み、結局新年そばをすする。
お腹に暖かいものが満たされたら、もうお風呂に入る気力もなくなって、初朝風呂にしようと部屋に戻ったのが私の2008年の最後と、2009年の始まりです。
ともかく、明けました。また気が付いたら新年、2009年です。
今年は新たな自分を発見できる年に出来たらいいなと、臥薪嘗胆(がしょうしんたん:目標に向かって苦難に耐えしのぶ)という故事に引っ掛けて、一年の計ということで同じ読みで賀正新探としてみました。
さて、思うような自分になれるかは、これからの一年の努力次第ですが、みなさまも温かくお見守りください。
2009年1月4日 大河『天地人』
始まりましたね!今回の大河の主役は、上杉景勝の片腕として動乱の戦国時代を生き抜き、江戸時代だけでなく、現代にもつながる生の礎を築いた直江兼続(なおえかねつぐ)。この人物はこのHPでもご紹介しているのですが、大河ドラマになるなんて全く思っていなかったものですから、米沢の墓地に行ったときもさほど感動もなく手を合わせたので、兼続という人物の実像を知る絶好の機会だなと楽しみに放送を待っていました。
今年の大河に関するさまざまなことが決定するたびに、「どういう内容になるのだろう」と思っていたのですが、今回もしてやられました!
定番の水戸黄門や人情ものの映画はともかくとして、時間やお金の掛かる時代劇ドラマが減りつつある今、唯一正統な歴史物を描けるNHKの存在は、歴史ファンでもかなり気になります。特に昨今、人間を描く力をつけてきた感じがするNHK。一昨年の『風林火山』の貫地谷しほりさん、去年の『篤姫』の宮アあおいさん、瑛太さんなど、 若手俳優人の発掘や活躍の目立つ番組作りをしているようですが、今回はちびっ子俳優の素晴らしさにびっくりです。やんちゃなんだけど泣き虫な、でも母思いの5歳の兼続を好演してて、何話まで出るのか分かりませんが、かなり期待大です!
さて、秀吉に謁見した時代から一気にさかのぼっちゃった物語ですが、ちょっと無愛想で人付き合いの苦手そうな景勝と、その周りで楽しそうに転げまわっている子犬のような兼続の関係にちょっとニヤリとしつつ、有名な武将の登場や名前に、恐らくウキウキしながら放送を見るとは思いますが、もちろん歴史ファンとしては予備知識も勉強して楽しみたいと思ってます。何せ、行った所のほとんどが舞台なんですから!あ〜、また行きたいなぁ。
2009年1月5日 また七草
楽しげに聞こえないのは、多分気のせいじゃないと思います。
そうです。2日後には正月明けて最初にやってくる1月の行事・七草があります。
この数年、七草を覚えてからというもの、正月早々この寒いときに野っ原に出かけていって、基本的には雑草である彼らを探して手ぐわで根を掘り返すのです。これでもかーって、寒い冬を越すために大地に根を踏ん張って下ろしている彼らを探すのは結構大変で、正月明けたばっかりだと爪の先くらいのまだ赤ちゃんくらいの芽でも、大事な大事な七草なので、どうしても摘み取ってしまわなければならないのです。
小さな稚魚は後のために逃がしてやるのが釣り人のルールでしょうが、七草採りにはそんなルールは通じません。いくら七草のほとんどが雑草とは言っても、わずかな芽吹きを摘み取る必要がどうしてもあるのです。
この時期の雑草って成長が止まっているし、他の草が枯れた後に出てくるので、どうしても小さいものがほとんどなので、なかなか量が揃わないのに困っています。通常、どう考えても冬真っ只中の、しかも新年明けてすぐの野っぱらを探せば七草があるなんて、本当はありえないことです。冬の寒さに耐えてやっと芽吹いたそれを採って食ってしまおうと言うのだから、採る方も大変です。
毎年思うのは、何故この季節に七草なのかってことです。
どこかではハウス生産の野菜のような七草が出回るのですが、本来の七草とは冬の寒さに耐えて芽生えたものを食することに意義があると思うんです。その七草を一生懸命探して、環境や農業を考えることこそ大切だと思うのです。
だからうちでは切り刻む必要がないくらい小さなものや、赤く寒焼けしたものこそ本当の七草だと思って、苦労しながら採っています。一本一本痛んだ葉を取り、井戸水で洗って泥を落としたものを詰め合わせて、道の駅に出すのです。もちろんカブや大根は他の生産者が出すので、他の5種類をパックにしています。
自然の安全な雑草を採ること自体難しくなっているのに、時期じゃない季節に七草だからと大々的にやる方がおかしいって思いませんか。
そもそも暦の基本は、旧暦です。特に農業では立春を農作業はじめの基準にしているのですから、自然界の流れも旧暦で考えた方が正しいに決まっているのです。
七草は本来旧暦で行うことが正しい。商売にしている人こそ、そう大きな声で言って欲しいです。 |

ロゼット状態のナズナ
雑草の冬越しスタイルの一つです。
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2009年1月9日 初鑑賞&初稽古
明日からの三連休を、成人の日の関係で一日ずつ前倒しの休みになったので、お稽古と美術鑑賞に行ってきました。
終了まで後数日となったこともあって、県立美術館でやっている「モネの愛した浮世絵展」に行ってきました。いつもなら、午後からお稽古に出かけるのですが、午前中に見ておかないとお稽古に間に合わないので、一日かけてのお出かけです。
今回の展示はタイトルどおり、モネの愛した浮世絵の展示なので、集めたモネ自身の絵がある訳ではないのですが、モネや当時の画家の一人でもあるゴッホなどが真似て描いた浮世絵の原画や、赤富士でも有名な葛飾北斎の富嶽三十八景、歌舞伎役者や美人画で知られる歌麿や写楽などの浮世絵もあり、どっちかと言うと歴史的なものへの興味からの鑑賞となりました。
モネが日本や東洋の美学を意識して作ったと言われ、睡蓮の絵でも知られるフランス・ジヴェルニーの、モネのアトリエで保存している浮世絵を、日本とフランスの交流を記念し、高知でのみ公開と言うこともあって、話題の多い貴重な作品ばかりが約200点。その数もすごいのですが、集めて見ていた本物の展示と言うこともあり、モネの吐息が触れた作品と言う希少性や特異性も加わった江戸時代を代表する娯楽と美の詰まった浮世絵に見入る人の多さにもびっくり。一点一点を食い入るように見つめる人の波とその熱気にやや酔いながら、展示を見たって感じでした。
さて、お稽古ですが、正月の残り花と春の花が混在することもあって、花材選びには結構悩みます。春を感じさせる花にしようか、それとも正月らしい花にしようかと、行った先々で花の種類を見て、今日は年明けらしい花にしました。
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ロウバイとポピーの組み合わせ
ロウバイがかなり折れやすかった。 |
もういつ始めたのかも忘れてしまうくらい長いことやっている気がするのですが、お免状を取っているので、いつぐらいから始めたのかなと確認してみると、何と、今年でちょうど10年目に入っていることが判明しました。6月ぐらいから始めたのは覚えているのですが、何年だったか全く覚えてなくて、免状を取ったのが約1年後だったので、あくまでも推測ですが、平成12年(2000年)の7月付けで初歩の免状があるってことは、平成11年(1999年)から始めたと言うことになります。そして今年は平成21年(2009年)。もう10年もお稽古を続けている自分にびっくりです。
この間やっと自由花の教授免状を頂いたので、そろそろお生花をやりたいなとは思っているのですが、なかなか時間が取れなくて、余裕があるお稽古にならないのでまだ様子見です。新たな10年に向かって更なる努力をしなければと思ってはいるのですが、どうなることやら。
充実した一日を終えて帰ると、何だか喉が痛いのです。風邪か、もしかしてインフルエンザかと、早速のどからの風邪に効く薬を飲みました。職場での初インフルエンザにはなりたくないので、風邪でも侮れません。今日は、喉にマフラーして寝るようにします。ただの風邪で終わりますように。
2009年1月12日 「寒い!」
今年は1月5日が小寒だったので、年賀状を大急ぎで書き上げました。毎年、小寒が七草前後だったので、7日を目安に年賀状を仕上げていたのですが、2日も早くてちょっと焦りました。小寒が早いってことは、春になるのも早いかなと思っていたら、今年は例年の暖冬とはちょっと違うようです。
せっかくの三連休もこの冬一番の寒気のせいで、お出かけ先でも凍結や積雪の恐れがあるとのニュース。私は前もって休んでしまい、今日は成人の日対策でお仕事だったので、温かな温室の中にある春の花の寄せ鉢と、冷えた冷蔵庫の花で花束を作るために行ったり来たりで、寒かったのか暖かかったのか、すっかりマヒしてます。まぁ、猫気質のある私は、夏生まれで冷え性だからか寒いのがかなり苦手。だから、「この冬一番の寒気が日本上空に入っているので、明日の朝はぐっと冷え込むでしょう」と言う気象予報を聞くと、雪や霜の美しい自然の芸術を期待する半面、嫌だなぁと心の片隅で思うのです。
でも、「この冬一番」というフレーズはこれまで何度もあって、さらに記録的な寒さが次々とやってくるので、今後くつがえされること間違いないのですが、一番の寒さですなんて言われると、想像しただけで身震いしませんか?
雪が積もったこともある高知の平野部でも、私が住むあたりは比較的暖かい場所なので、霜が降りたり凍ったりすることはここ何年かあまりなかったのですが、今年は何度も車のフロントガラスについた霜を除けました。
暖房器具の電気ストーブと電気座布団を活用して、窓には床まで届くカーテン、部屋を小さくアコーディオンカーテンで仕切って、年末にマイ電気ポットを購入し、毎晩温かな飲みものを片隅にパソコンに向かえる状態にしているのですが、それでも寒い。もともと古い家の一部を改装して出来た部屋なので、あちこちに隙間があるのです。おかげで、明け方には寒さで目が覚めてしまいます。
いい夢の途中で目覚めてしまい、続きが見られないなんてこともしばしば。
もちろん雪が降って積もるほどの寒さはこれからですが、インフルエンザじゃなさそうな風邪の具合がやっと回復しつつあるのに、まだ寒さはこれから。
あー、早く春が来ないかなぁ。


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2009年1月18日 NFD30周年記念
今年、日本フラワーデザイナー協会(NFD)の高知県支部創設30周年記念ということで、高名なデザイナーの先生を講師にデモンストレーションがありました。ドイツの方で、今は日本のフラワーデザインの教室や雑誌などへの掲載などで活躍している方だそうで、定員150人の席がかなり埋まるくらい、すごく多くの人が来ていました。
時々参加するNFDのイベントなどでは、いつも数人の人しか来なくて、いつも同じ人だったりするのですが、こんなに会員がいたのかと思うくらい人が多くて、びっくりしました。もちろん県外や一般の人もいたでしょうが、いざとなったら集まるんだなと思いました。デモのテーマは色々な記念日ということで、春らしい花材を使って、花束やブーケ、アレンジ、造形的な作品など、約2時間くらいかけて、講師の先生が説明しながら11点の作品を作っていきました。最初のうち、ゆっくり進めていたためか、半分もいかないうちに1時間経ってしまっていたので、本当に2時間で終わるのか心配でしたが、後のほうは結構テンポよく作品が出来上がっていき、結局5分オーバーで終わったのにはすごいなぁと思いました。
各作品に掛かる時間や、準備の度合いなども計算してのデモでしょうが、残り時間と作品数を考えながら話を進めていくその技術には驚きました。いくら慣れているとは言っても、お手伝いされる役員の人たちのタイミングや、先生の手際、司会の人のテンポなどがうまくかみ合わないと出来ないことなので、打ち合わせと前日の準備は大変だったんじゃないかなと、見ているだけの私たちには分からない努力が伝わってくるデモでした。
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夕方の飛行機で帰られるということで、終わってすぐ先生は会場を出られましたが、素晴らしい作品を目の前で見られて、本当によかったです。身近なものを使ったエコなアレンジや花材と資材の組み合わせ、花材一つ一つを生かすシンプルなデザインなど、花や器だけでなく、色や質感までにもこだわる作品には、今習っているいけばなにも通じる部分が多くて、やってみたいアイデアもいっぱいですごく勉強になりました。
並べられた作品の写真を撮ったり、希望者による入札での作品販売があったりで、会場は先生が出た後もしばらく熱気に包まれている感じでした。
何度もある催しじゃないので、本当に行ってよかったです。これからも色んな催しに参加して勉強出来たらなと、思いを強くした一日でした。
2009年1月22日 雨の日は……
雨の日って、寒く感じますよね。
でも、インフルエンザが流行っている今、湿度50%以上の室温は予防に最適なんですって。なんでも、インフルエンザウイルス自体が湿気に弱いらしい。もちろん湿度80%以上の体内では逆に好都合らしいですが、空気中に浮遊するウイルスにとって、湿気が多いのはダメらしいのです。
お日様が出なくて薄暗くて、しとしと雨の降る日があるおかげで、インフルエンザにかかる人が減ると考えると、寒く感じる冬の雨も逆にいいようですね。インフルエンザの予防注射をしていない私にとっては朗報ですが、でも寒いです。
そんな寒い日に、何故だか炭酸系のジュースを飲みたいって思うことないですか?
暑い日にコーラやジンジャーエールなどのちょっと炭酸がきつめのものを、グイッと一口って言うのが普通だとは思うんですが、私の場合、コーヒーやお酒を飲まないので、どうしても嗜好品が紅茶か炭酸に偏ってしまうんですよね。
寒い日はもちろん紅茶とか生姜湯なんかが飲みたくなるんですけど、雨の日って不思議と炭酸系のものが飲みたくなるんです。炭酸のものを飲むと、体が冷える感じがするのにです。
冬のアイスクリームと同じ現象なのでしょうか?
まぁ、寒い雨の日に、無性に炭酸が飲みたくなるのは、私だけだと思いますけどね。 |

温度&湿度計
結構重宝してます。
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2009年1月24日 雪が降る
2週間ごとに寒さが戻ってくる気がします。いや実際、先週「この冬一番の…」って言ってましたから、間違いないです。しかし、今日はまた特別寒かったです。
何故かと言うと、雪が降ったからです。
朝起きて白かったと思ったら、昼までには消えてなくなってしまうのはよくあることなんですが、気温が上がるはずの日中にひらひらと舞う雪には、さすがに寒いと感じてしまいました。もちろん積もるほど降りはしなかったし、昼過ぎたら雪自体降り止んでしまったけど、買い物に出かけた先々で見る北の山波には、うっすらと白いもやが掛かっていて、いかにも雪が降ってますって感じ。これは寒いぞとしっかり防寒したにもかかわらず、わざと吐かなくても息は白いし、手足の先は冷えて感覚が弱いし、口から出てくる言葉は「寒い!」しかない。
この日記を書いている今も、すごく寒いです。
きっと「この冬一番の…」を更新したに違いない。
2009年1月28日 初映画
年がすっかり明けたというのに、まだお正月映画を見ていなくて、しかも仕事が暇だったこともあって、半日お休みになったことをいいことに、行ってきました!
最近映画会社よりTV業界が主体の映画が多くて、なんとも味気ない気はしますが、力がある分お金の掛け方が半端じゃなくて、やっと日本でもハリウッド並みの映画が出来るようになったんだなと感じます。脚本や演出、特撮なども成熟し始めたと言うか、元気が出てきたなって最近思います。TVドラマで培われた技術や経験が、映像加工技術の向上によってリアルでドラマチックに演出することが実現し、スケールの大きい作品にありがちな空虚感を感じなくなりました。最近ハリウッドの話題作(3部作ものとか)には慣れもあるのか、ややそれを感じるのですが、細かいところにまで気を配る日本人らしい作品が見劣りしなくなったのはうれしいです。
さて、本題に入りまして、ずっと見たいなと去年から思っていたのが、『K−20 怪人二十面相伝』。時間もあって、1本だけじゃ勿体無いなぁと思い、本当は話題作過ぎてちょっと気が進まなかったけど、『感染列島』を見ました。
両方ともかなりスケールがでかい作品で、出演陣もトップクラスの俳優ばかり。わぁ、こりゃ、人で見せる映画だなぁと思っていたら、してやられました。
『K−20』は、もしも太平洋戦争がなかったら……から始まる奇想天外な昭和20年代の日本を舞台に、かつての空想少年たちのヒーローだった明智小五郎と怪人二十面相の織り成す対決を軸に物語が進んでいくのですが、あの有名な作品をここまで脚色したのかと思える原作・脚本にもう脱帽です。みんなが知っているからこそ思いつかなかった大胆すぎる解釈、切り口に、本当にバッサリやられた気がしました。娯楽映画ではあるのですが、アクションや設定、人間味あふれる脇役たちやその背景にまで巧妙な罠が仕掛けられていて、もちろん知らないうちにその世界に引きずり込まれるんですが、気が付くとああやっぱりこうなのねと言うオチもしっかり描かれているので、安心して見られた作品ですね。ただ惜しむらくは、みんなが純粋すぎて、キャラの持つ悪や心の闇が充分生かしきれていなかった気がします。
さて、かなりの話題作『感染列島』は、完全に人間のドラマですって言わんばかりに完璧なキャラクター設定と演出ではあったのですが、あまり重さの伝わりにくい作品でした。数年後に日本を舞台に、鳥インフルエンザが原因と思われる新型ウイルスによって日本各地で多くの死者が出て、さまざまな思惑の人たちによって少しずつ真実が明かされていく、ちょっと社会派的作品なのですが、主演の二人を軸に絡んでいくさまざまな背景を持ったキャラクターたちがややかすんでしまったのが惜しかったです。
命に向き合うかなりハードな仕事なのに、周りばかりが混乱していき、主役の二人だけが何処か別世界にいるみたいな感じがしました。しかも、ハードな治療で何ヶ月も休めていない設定なのに、肌がつやつや、痩せてもこないのには、ちょっとうーんって感じです。後半はもう完全に二人の世界と化してしまっていて、涙を誘うものの、あまりにきれいに描かれすぎて、前半の人間の醜悪さが消えてしまったのが何とも残念です。美談では決して終わっていない、人間の弱さを感じさせる作品だけに、もう少し出演者たちの心を演出して欲しかった気がします。
気が進まずに見たのに、『感染列島』はかなり完成度の高い作品でした。ハリウッドでリメイクも決定しているらしいので、日本とアメリカの感性の違いがどう反映されるのかが、今後気になります。
ハリウッドでは出来たらあまり有名じゃない俳優さんを主役にすえてもらって、映画の中で葛藤しながら本当に成長する物語にして欲しいです。
如月
2009年2月6日 定番のフェア
毎年2月くらいにやっている春の鉢物フェアですが、今年は建国記念日を挟まずに、7・8日でやるんです。
というのも、11日が週の真ん中で、14日のバレンタインデーが土曜日ということもあって、バレンタイン需要を考えると、2度のフェアをした方が集客率が高く、儲けにつながると言う算段らしいのです。
そう言えば、最近団塊の世代らしき方々の来店が増えていて、お互いが好きな花や植えたい植物を仲良く相談しながら購入する姿を目撃するのです。庭いじりを趣味にしはじめた旦那さんをうまいこと洗脳して、自分の好きな花を購入させると言う新手の手口かもしれません。まぁ、それで趣味と家庭円満が保障されるのであれば、旦那さんも知らない振りして騙される方法を選ぶのでしょう。
なので、明日からは春のフェア第一弾。来週はバレンタイン企画と、今週いっぱいは気が抜けられません。
2009年2月11日 初体験2009
週末のフェアに囲まれて、本当は忙しい最中だというのに、仕事で休み無しって訳にはもちろんなりません。母の日はまた特別忙しくて、準備から終わるまでの2週間は休みが取れないってことはありますが、春の鉢物フェアではそんなことはありません。
今日、そして明日もしっかり休みなので、土佐三大祭の一つでもある仁淀川町の「秋葉祭り」に行ってきました。今まで仕事で全く行けなかったので、生まれて初めての参加です。
秋葉神社のある旧・仁淀村は、愛媛県の県境でもある柳谷に隣接しています。秋葉神社への道は松山につながる国道33号線沿いなので、看板はよく見てたんですが、高知県でも有名な桜の名所・中越家の枝垂桜の頃に行ったこともなく、今回が初めての来訪となりました。
高知に春を呼ぶ祭りとしても知られる秋葉祭りですが、全く全容を知らないと言うこともあり、行った人から情報を得つつ、早朝家を出て8時30分くらいには現地につけるように逆算し、5時には家を出ました。途中の南国からいの間で高速道路を使ったこともあり、予定よりも1時間30分早い、約2時間で祭り会場に到着。ウロウロと山深い里の道を歩きつつ、3っつの地区が集まってくる岩屋神社に向かいました。
9時から始まると言う祭りでしたが、時間に合わせて各地区から練り歩く行列が集まってきて、ちょうど駐車場への道になっている岩屋神社前で一時渋滞が起きましたが、長年の経験で慣れた警察官だったのか、周囲の見物客に注意を促しての的確な交通の采配は素晴らしかったです。
周囲の人たちが様子が見られないから次の場所に移ろうと動き出したので、私も一緒になって移動。行った先はかつて秋葉神社の御神体を守り、関所番を勤めていた由緒ある市川家。そのやや狭い庭先には枝垂桜があって、早くも見物客の姿が…。
祭りのことは色々書きたいことが多いのですが、それは土佐の祭りに特集することにして、秋葉祭りというと、長い毛槍を投げて受け取る大技が見もので、子供たちの踊る太刀踊りも良かったのですが、祭りの中で一番気に入ったのが、見物客を飽きさせないように行列よりも早くやってくる油売りたち。
先払いの鼻高(天狗のように鼻の長い赤い顔のお面)や悪魔(鬼のような面)が、邪悪払いに使うサイハラという道具のミニチュアを売り歩くのですが、各地区それぞれ違ったミニ・サイハラがあって集めるのも楽しかったです。ちゃんと「ありがとぉ!」と言って握手してくれるので、買うのがうれしくなってしまうから不思議です。 |

サイハラを模したものが、
油売りの売り物。
1本 1,000円で、防火・災難よけに!
お土産にも最適です。
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でも山の天気はやはり不安定で、せっかくの見所でもある中越家と秋葉神社では冷たい雨が降りました。雪のある風情もよさそうですが、色々準備していく必要があるなと思います。
初めてだったので色々課題も残りましたが、行って良かったなと言うのが実感です。
来年、また再チャレンジしたいのですが、暦次第なので難しいかもしれません。
2009年2月16日 甘いチョコは春の囁き?!
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せっかくヴァレンタイン用に作った画像なのですが、ほんの数日しか掲載できていなかったので、ここに載せておきます。
プレッツェルにチョコが掛かった何処かのメーカーのお菓子のようですが、実は100円ショップの商品です。それにミニリースでつけるリボンを、一本ずつワイヤーで引っ掛けてます。本当はもっといっぱい作って写真撮ったんですが、一番出来が良かったものに文字加工を入れて仕上げてみました。
プレッツェルを飾るようにかかっているネックレスは、何ヶ月も悩んだ末に購入したお気に入りのデザインのもの。そんなに高いものじゃないんですが、ハートのデザインってあまりにかわいすぎて好きじゃなかったんですが、これも某ドラマの主役が身に付けていたものに似ているので購入したものです。最近このパターンで身に付けるものが多いです。ちょっと夢見がちなのかもしれませんね。
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フェアも終わってやっと一息ってところですが、卒業式シーズンがやってくるので、まだまだ気が抜けられません。
14日、15日は高知でも記録的な暖かさで、特にハウスの中は暑すぎて気持ち悪かったです。
甘い気分は今日までのつもりで、冷えがぶり返し、後戻りする春に惑わされないように頑張ります!
2009年2月19日 花粉症ではないのですが……
この土日暖かかったせいもあって、仕事明けも手伝って、急に昨日から鼻水、鼻づまり、咳、頭痛、発熱の超最悪な症状が出ています。
16日には寒さが戻ったからなのか、いや、確か庭いじりしてホコリを吸い込んだなぁと思い出し、ハウスダストが原因だろうと高をくくって、これまでのアレルギーにスギは関係していないから大丈夫だろうと思っていたら、今日になってもまだ症状が治まらず、しかも熱のせいで体中がだるくて、ぼーとしながら仕事しました。
もともと、この十数年言われ始めたスギ花粉には全く反応を示さなかった私ですが、前の職場の関係でキクとホコリにはアレルギー反応を起こすんです。とはいっても、キクはあの葉っぱの白い細かい毛とキクに匂い自体が少し苦手で、キク類を使った生け花のお稽古をすると、鼻水とくしゃみが出るのです。キクはかなり消毒されて栽培されるので薬剤に対するアレルギーが出るのは仕方ないのですが、不思議と自然界に生えるキク類(ヨメナとか、セイタカアワダチソウとか、ヨモギとか)にはあんまり反応しないんです。
葬儀で戻ってきて線香の香りのするキクを片付けたり、入荷したての箱入りのキクを取り出して水揚げしたりしてると、泣きながら、鼻をズルズル言わせながら、ゴホゴホ、ハックションで、作業が終わるまではもうどうにも止まらない状態なのですが、不思議とその日中に収まっていたんです。
今回の症状はキクのときと違うし、どうやら天気が良すぎて気温も高かったから、飛んできた花粉と黄砂と吸い込んだハウスダストで、普通のアレルギーよりもひどくなったのかなぁと思っていたんです。
一昨日、家に帰ってきて即行体温計でチェックしたら、38.1度。ご飯食べて、とりあえず寝ましたよ
昨日もどうしても休めなくて、体調が悪いまま仕事してたんですが、くしゃみと鼻水は収まったものの、次第に喉がイガイガして痛くなって、熱は収まらず状態。風邪にしては普通に食欲があるので、どうやらハウスダストが原因のアレルギー源を追い出そうとして、体が反応しているんだなと思っていたんです。
そのせいか、咳だけが止まらない。鼻も収まったのに、のどだけ何か調子が悪くて、まだそのせいで熱っぽい。もともと季節の変わり目には、息も出来なくなるくらいひどい咳をすることがあるので、アレルギーのせいでのどを痛めたんだなと、のど飴を買おうと店に行ったら、アレルギー系統の咳止めがなくて、お馴染の南天のど飴をなめるくらいで対処するしかなかったのです。
しかし、一向によくなる気配がしない。もしやと思っていたら、やっぱり扁桃腺が腫れていることが判明!子供のときから風邪をひくとすぐ扁桃腺が腫れる体質だったので、やっと「食欲がある風邪」と分かった次第です。
母も一緒に風邪をひいているので、今日はしっかり親子で風邪薬分け合って、休養とります。
2009年2月21日 サーカスに!
明日で終わってしまうので、大急ぎで行ってきました! キグレNEWサーカスですが、確か数年前にも高知に来たときに行った記憶があります。夏場ですごく熱くて、クマやホワイトタイガーもいた気がしますが、当時の記憶はかなりあやふやです。写真を撮ってあるので見れば思い出すとは思いますが、引っ張り出すのも面倒なので、ともかく今回の感想を。
今回は正月からの約2ヶ月足らずの公演ということもあって、込んでるかなと思いきや、指定の中でも一番いい特等席と自由席は満杯と言うかなり格差のある状況でしたが、がら空きじゃない分良かったかなと思います。
客層はやはり子供づれ中心で、けれど見入ってしまって歓声が湧きあがりにくい状態でしたが、団員の方々の技術の高さには驚かされることが多くて、楽しかったです。
サーカスになくてはならないピエロのおとぼけ演技ももちろんありましけど、観客と一緒になってのパフォーマンスや飽きさせない工夫などには感心するやら、なるほどとうなづくやらで、エンターテイナーとしての日々の努力などが感じられるステージでした。

手作り感いっぱいのチケット売り場
売り場のおっちゃんやおばちゃんが
すごく人間味があって良かったです。
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オープニングはみんなで登場!
ジャグリング、もっと難しいの
やって欲しかったかも。
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高い場所でのバランス技
上の演技する人に
目が行きますが、
下で台を肩に乗せている人も
すごかったです
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お決まりの休憩&お買い物タイム!
的屋の商品よりも高いのです。
定番の光るヨーヨーも健在。
パンフレット買ったけど、
もっと情報が欲しかったです。
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プードルたちの演技
自分たちで回す輪を飛び越える。
かわいらしさに会場に笑顔が!
後で出てきたサル君とポニーにも
もっと演技して欲しかった。
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球体の中をバイクでぐるり!
この荒業を、男の子なら
一度は夢見るだろう。
音もすごかったですが、
かっこ良かったです!
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ほとんど写真取れてませんけど、ついつい見入ってしまって、拍手のタイミングとかがなかなか難しかったです。
約2時間の公演でしたが、出演者以外のスタッフの頑張っている姿も良かったし、団員みんなの力を感じられて本当に良かったなと思いました。もう少しやって欲しかったなっていう演技や、ちょっと惜しいなって思うシーンもありましたけど、全体的には昭和っぽさを感じさせるサーカス健在って感じがしました。かなり大掛かりな移動で大変そうですけど、また来た時にも、絶対見に行きたいなと思いました。
2009年2月27日 2月の最終日
明日は2月の最後の日。ほんのこの間、年が明けたと思ったら、もう二ヶ月も過ぎてしまっているんです。改めて思えばびっくりです。
時間の流れって、その時々の感情で速さが違うんですが、年月も過ぎてしまえばとても早く感じるんですよね。
夢見ていたその瞬間が現実となってしまった今、それが子供のときに思い描いていた自分の未来だったかと言うと、かなりの疑問です。時代も変化しているし、自分の身の回りの状況も変わっている中で、本当に思い描いた未来の自分になれているかどうか自問自答する瞬間って、今に満足していないのかもしれません。
小さな頭で一生懸命考えて、大人になった自分の姿を想像していたあのときと、明らかに違うのは仕方のないことですが、努力することも大事だなって思います。
実は私の場合、なりたいなと夢を描いた頃が3回あります。
一つは幼稚園児の頃の思い描いていたお花屋さん。小学校高学年になると漫画家や小説家だったのが、中学の頃には小説家が残り、高校の頃には声優と、かなり変化に富んでます。今はまだ小説家になりたいって思ってますが、ややくじけそうなときもあります。でも、いまだにこだわり続けているのにも、理由があります。
それは、子供の頃になれたらいいなって思っていた夢を叶えてしまっているのです。
そう、花屋さん。奇しくも似たような仕事に今も付いているのです。花が好きで、高校卒業後は花の専門学校に行き、気が付いたら花屋に就職。今の仕事が園芸ショップとは言っても、やはり花屋なのです。「両親が花を作り、私がその花を売る」ということを、実は成し遂げていたのです。
実は花の世界とは、まだまだ付き合いがあります。生け花のお稽古にフラワーアレンジメントの協会での活動、そして牧野植物園の教室に参加など、ほそぼそと広がっていっています。
諦めずに続けること。続けていれば夢は叶う。
その大切さを、この春高校を卒業していく若い子たちもいづれは気付くのでしょうね。
弥生
2009年3月3日 桃の節句には桃がある!?
3月3日はひなまつりで桃の節句と言われるのですが、通常はこの時期、自然界で桃が咲くことなどありません。
梅はかなり前に咲き終わり、桜(ここではソメイヨシノ)を待っていると、ほとんど同じような頃に桃が咲き始めることが多いのです。
「えっ、咲いた桃が売られていたよ」と反論する方は、恐らく花屋やスーパーの生花売り場を見たのでしょう。
自然の状態で春を待っている桃の枝には、やっとつぼみらしきものが見えてきた状態で、まだあの特徴的な桃色を見ることはできません。かろうじて日当たりの良い温かな場所にある木には、ピンクと言うよりも赤い色の芽が膨らんで見える程度です。ということは、早咲きの桃があるということでしょうか?
実は市販されている桃は、温かなハウスの中で促成栽培されたものです。梅や桜と同じように、夏につぼみの元を準備して冬を越すのですが、植物のほとんどには独自の時計があります。その時計は日数以外に、気温、日照状況などを含めて咲く頃を計算するいわば体内時計のようなもの。それぞれが進化していくうちに作り出した生命時計なのです。
植物の本能的な部分でもあるこの時計は、人間の手が加わらない限り、変わることはありません。まぁ、昨今の環境の変化によって若干の狂いはありますが、年間を通して見ると、桃自身が自分の生育過程を微調整しているのが分かります。
もちろん桃だけじゃありません。
日本列島にあるソメイヨシノが開花していく順番を桜前線というのですが、暖冬だったり、寒い冬だったりで時期がずれる事はありますが、咲くための条件は大体一致しています。氷点下になる寒い冬を経験しないと、桜の開花が遅れてしまうことはありますが、長年の観察によって咲く時期を検討することが出来るようになったのです。計算技術の向上や、長年の気象データの蓄積によって、生命時計の規則的な働きを私たちは知ることが出来るのです。
季節感のない花や野菜は、もちろん品種改良によるものも多いのですが、ハウスでの促成栽培や加温・電照などの開花調整といった栽培技術の進歩によって、年中欲しいものが手に入るようになったのです。
けれど、私たちは自然環境の中で生活をしてきたはずです。四季を感じて衣替えをし、季節の花々を愛でる気持ちを大昔から養ってきたのに、こよみを西洋に置き換え、旧暦と共に歩んできた農耕も次第に消費者本位に変化してきました。あるはずのない季節に花や野菜を食べ、自然の恵みを忘れかけている気がします。
植物が教えてくれる季節を大切にすれば、きっと環境にいい暮らしが出来ると思うのですが、どう思いますか?
2009年3月7日 紅茶とお酒
牧野植物園で開催されている企画展『お酒と植物』の関連企画として、またまた紅茶研究家の磯淵先生をお招きして、今度は紅茶とお酒をテーマに、講演会がありました。
が、しかし、お花のお稽古が長引いてしまって講演には間に合わなくて、紅茶を使ったアレンジ酒の試飲会に、車を運転するので飲めないくせに参加しました。
紅茶の歴史、ショウガ紅茶の話ときて、今回はお酒。
お酒と紅茶という取り合わせ自体に驚きましたが、思えばカティ・サークという船の名前が付いたお酒があったなと思い出しました。カティ・サーク号は東インド会社に代表されるアジア圏からの輸出入に活躍した船で、紅茶や中国茶なども輸送されていたと言うことを、牧野植物園でやっていた企画展『茶の話』のなかで知った記憶があります。
当時のイギリスでお茶は「神から与えられたもの」と言われ、主に上流階級で爆発的な人気を獲得し、ある婦人によってアフタヌーン・ティと言う習慣が出来て、一般庶民にも広がっていったそうです。
さて、対するお酒ですが、ヨーロッパといえばワインやビール、ウイスキーにブランデーとその文化や銘柄も多く、紀元前から作られてきた一般的な嗜好品だったそうです。
そんなお茶とお酒を融合させたカクテルを、今回磯淵先生直伝で教わりました。私の知っている限り、グリーンティという名前のお茶をイメージしたカクテルはあるのですが、紅茶そのものを使ったカクテルは今回初めてでした。最近はスパークリング(炭酸発泡)ティと言うものも作られていて、作ろうと思えばお酒と紅茶でカクテルが出来るのですが、問題は味。紅茶そのものの味や風味も素人ではなかなかうまく引き出せない上に、混ぜるお酒や果物ジュースの種類などを考えると、簡単に作り出すことなど出来ません。苦手なお酒が飲みやすくなるカクテルですが、組み合わせを間違うと大変です。失敗すればただ悪酔いするだけで、味が分からなくなってしまいます。
今回は市販されている午後の紅茶シリーズを使って、簡単に出来るカクテルの造り方を学びました。順番や分量さえ間違わなければ、紅茶に合いそうもない焼酎までカクテルにして楽しめることにびっくり!
味だけでなく色まで楽しめるカクテルに、あちこちで「きれい」「美味しい」の声が聞こえました。
タダ酒が飲めることを目的に来た人もいれば、磯淵先生ファンらしい女性たち、純粋に興味をもってきた人など、客層もさまざまでかなり混雑していましたが、みなさん場をわきまえて飲まれていたみたいでした。
植物園で酔うなど滅多にないことでしょうけど、植物とお酒の密接な関係を展示だけでなく、実際に体験できて良かったです。
しかし、今度は飲めるように、ハンドルキーパーを連れて行くか、公共交通機関を利用せねば!!
2009年3月11日 命日
今年の春で、祖父が逝って2年。三回忌を迎えます。
法要は8日に終えたので、今日は命日で出勤前に仏壇に手を合わせました。花の水も替えて、横で微笑む遺影にも「いってきます」と声掛けました。
祖父が逝ったあの嵐の夜を忘れられません。
晴天の今日。空はあの日と同じです。
2009年3月15日 県の花なのに……
この最近まで、私は県の花であるヤマモモの花を知りませんでした。実とか、木はよく見て知っているのですが、花そのものを見たことがなくて、いつ咲くんだろうと思っていたら、咲いていました。
店の前の街路樹に!
高知市街で街路樹に利用されている木はいくつかあって、日曜市の通りには大きなクスノキやカナリーヤシ(だと思う)、国道32号線電車通り沿いにはイチョウ、土佐道路にはモミジバフウ、他にもナンキンハゼ、ハナミズキ、シマトネリコ、アベリア、ビヨウヤナギ、サツキ、カナメモチ、クロガネモチ、ケヤキ、ユキヤナギ、シャリンバイ、ハクモクレン、ツゲ、ヤナギなどがあるんですが、県の花でもあるヤマモモが植えられている場所もあります。
店が面している街路樹はヤマモモの木だなと思ってはいたんですが、実は落ちててよく見るけど、花には全く気が付かなかったのです。
あるお客さんの庭のヤマモモに花が咲いていると言うので、「えっ、ヤマモモって、今咲くんですか」ということから教えてもらったんです。てっきり4月中旬に咲くって思ってました。
でも県の花なのに、木や実を知っていても、花を知らないとはこれ如何にって感じでしょ?
徳島県では県の木になっているからまだいいんですが、県の花にしては地味な花なんですよねぇ。実際に花を見たって言う人は少ないだろうし、知っている人もいないと思うんです。私がそうだったように。
で、一応ここに掲載しますので、ぜひ探して見てくださいね。
ちなみに、雄花と雌花は別々の木に付きますから、実がなる雌木を探しておけば、梅雨時期には美味しいヤマモモが食べられるかもです!
←ヤマモモの花。左が雄花で、右が雌花。
2009年3月24日 イヌノフグリと対面!
今日、ネモフィラというオオイヌノフグリをさらに大きくして、園芸種にしたような花の苗鉢が入ってきて、ふと思ったのです。オオイヌノフグリは、イヌノフグリよりも大きいことから名前が付けられているのに、もともと日本にあったというイヌノフグリを見たことがないなぁと。
で、店長にその話をしたら、「ああ、この近くにあるよ」と場所を教えてくれたので、お昼休みに早速行ってきました。店から歩いて約10分ほど掛かる場所にあるんですが、住宅街がぷっつりと切れるところに果樹園があって、その畑にあったのです!
さて、問題です! 下の3枚の写真のうち、イヌノフグリはどれでしょう!
写真を見ただけでは分からないと言う方には、ヒントを差し上げましょう!
イヌノフグリの葉は上の方(生長点に近い部分)になると茎に対して交互につきます。これを互生といいます。葉っぱには。毛がなく、やや丸い形で、切れ込み(鋸歯)があります。花の色はやや紅紫っぽく、場所によってやや青く見えることもあるのですが、オオイヌノフグリと比べると、花や種の入った部分の大きさが明らかに違います。
では、答えです。
左から、フラサバソウ、イヌノフグリ、タチイヌノフグリの順番です。
イヌノフグリは株自体が横長に広がり、除草剤や他の植物を避けるように生えていることが多く、思ってもいないところにあるので、よく探すといいかもしれません。ちなみに、種が雨などに流されるので、株のあった周辺もよく見るとたくさんあると思います。外来種ばかりに目が行きがちですが、日本に昔からある植物のことも、知っておきたいですね。
2009年3月28日 サクラを見に行く
2月に行ってきた秋葉祭りの周辺には、実は有名な桜がいっぱいあります。
何年か前に手前にあるひょうたん桜には行ったのですが、長年行きたいと思っていて行けなかった中越家の枝垂桜を、やっと今年よい時期に行くことができました。
もうこれは秋葉様のお導きとしか言いようがないのですが、周辺の山々には見渡す限りの桜で、地元の方々の尽力が目に見えるようでした。
祭りの時には徒歩で上がった山道を今回は車で行ってきたのですが、さすが山道。くねくねと民家の前を通って行くと、ぱっと中越家の桜が見えてきます。
まだ見ごろというには早いということでしたが、十分見ごたえのある姿で、風にそよっと揺れる枝が優しく見えました。
冬枯れのしのぶ姿も美しいですが、これから芽吹く若葉を茂らせた様子も見たいなと思いました。
2009年3月30日 安くなっても……
高速道路の利用料金がびっくりするほど安くなったということで、各地で行楽客が増えるといった現象が見られるようですけど、それにあやかってか、店長が直接来て贈答などの注文くれたお客さんには輸送料とかを割り引くようにするとか、訳の分からないことを言い出しました。
というのも、高知県はまだ高速道路が発達していないのです。今使われている区間は、須崎から高知を経由し、四国山地を22ものトンネルを通り、やっと瀬戸内海に出られるというコースのみ。県外に行くなら高速道路料金の値引きはうれしいでしょうけど、高知市から室戸、須崎から足摺の区間は、3時間以上かかるし、かなりの距離があるのにずっと二桁国道で、しかも片側一斜線ばかり。
ETCがあっても、割り引かれる区間は限定されているし、お財布事情にいいとも言えないんですよねぇ。
だからETCユーザーも少ないし、メリットか感じられないんですよねぇ。
ああ、早く高速道路が開通すれば、もっと高知県も観光しやすくなるんですが、国はどう考えているんでしょうねぇ。
卯月
2008年4月4日 高知城『花回廊』
今年もまた花の季節がやってきて、桜が終わるころにあるこのイベントに行くのがお決まりになりつつあります。高知県内のいけばなの流派が大作を高知城の敷地に飾って、和の風情を楽しんでもらう催しなんですが、天守閣に程近い二の丸や板垣退助像が見下ろす追手門広場に設けられた特設ステージでは、和楽器の演奏会や伝統芸能などもあって、夜だというのに、少し前の花見の延長みたいににぎやかなんですが、人手が多いとゆっくりと花も見られません。
去年は日中行って、疲れきった花を見たので、今年はライトアップされた夜の花を見ようと意気込んで行ったのですが、天気が微妙。和紙を使った灯篭や提灯には味気ないビニールがかぶされていて、ちょっと風情がなぁと思っていたら、目の前に原色の布が広げられた石組みが!!

本丸南側の鐘楼の下にある石垣 |
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雨が降ったおかげで、桜の花びらが滑り落ちずに止まっていたのがすごくよかったのか、ライトアップされた布が良い効果を生み出してました。自然の営みを利用したこの試みには、すごいなぁと本当に感心しました。こんな見せ方もあるのかと、正直驚いたくらいです。
多分雨のおかげだろうと、試しに翌日行ってみるとほとんどの花びらが滑って落ちてしまって、写真のような美しさはなかったです。
各流派さんの生けた花も見させてもらったんですが、いけばなというよりやっぱりアレンジメントって感じで、イベントだから仕方ないのかなと思わせるものばかりでした。
照明があってもなくても見られるものに仕上がっているのに、夜になってみると、いろいろな色に変わる照明のせいで花本来の色が闇と光に変に混じってしまって、花を目当てに行ったら「こんなもの?」って感じます。
たぶん逆に夜の雰囲気を味わうだけのイベント派の人にとっては、「わぁ、きれい」なんでしょうねぇ。 |
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2009年4月9日 何故か?
最近忙しいせいか、早起きです。普通の会社員なら早起きは当然でしょうけど、私の場合、寝ないと休まらないタイプで、しっかり7時間は寝るんです。寝る時間は多少早くなってますが、それでも11時くらいにパソコン打ちながらという感じで、気が付けば眠っています。
もちろん途中で目を覚まして、すべての電気を消しているのですが、翌朝目覚めるのが6時ごろ。確かにしっかり7時間は寝てるんですけど、前は7時くらいまで寝ていたんです。しかも、時々5時に起き出すこともあるんです。寝る時間が変わっても、平均6時には目が覚める。
うーん。これは年をとった証拠なのか?それとも前まではただのぐうたらだったのか?
まぁ、早起きすれば気持ちもいいので、三文の徳との言葉はあながち嘘ではないと、今頃実感しています。
2009年4月12日 携帯変えた!
もともとFOMAだったのですが、家でも職場でも電波が拾いにくいということもあって、MOVAも持っていたので、もう替え時かなと思いつつ、DOCOMOショップに行ってきました。新年度が始まったばかりなので、学生さんたちの姿もちらほらあって、結構時間がかかりました。
携帯会社というとauとかソフトバンクもあるのですが、電波の関係上、家でも大丈夫なのがDOCOMOだった関係もあって、家族みんながDOCOMOユーザーなんです。家族割やパケットを分け合えるなどの特典を考えると、一人だけ会社替えるわけにも行かないので、必然的にDOCOMOですけど、最近のFOMAはデザインとかソフト内容が充実してますねぇ。
しかし1台あたり約7万は高すぎる! 安くても4万って、プリンタやデジカメでさえ2万円でいいもの買えるのに、どういうこうとよと思いながら機種を選びました。
新年度のセールを終えたばかりだったこともあって、思ったよりもバリエーションが少なくなっていて、しかも値段のこと考えるとかなり絞られてきて、今までNシリーズだったんですが、今回はF。ちょっとキーの位置が違うんで、慣れるまで大変だけど、その前にいろいろな機能を観察しなきゃと思ってます。
全部の機能を、さすがに使いこなせないだろうけどね。
2009年4月15日 映画の日!
たまに巡ってくる映画の日!
水曜日の夜とか休みとかに出かけるんですが、今日は『レッドクリフ Part2』を見てきました!
Part2とか言いながら、実際は前編・後編じゃんって感じですけど、全世界に銘打つにはこの表現じゃないといけなかったんでしょうねぇ。
さて、本題ですが、アクションや特撮などはさすがジョン・ウーって感じでした。しかし、ややドラマ性には「?」と思わざるを得ない部分が多くて、かなり脚色されているのが、三国志ファンとしては残念に思えました。
もともと赤壁の戦いは、呉(ご)の国・孫権(そんけん)&周瑜(しゅうゆ)主従が、後漢(ごかん)の皇帝である献帝(けんてい)を我が物と操る魏(ぎ)の国の曹操(そうそう)に立ち向かうという筋立ての中に、後の三国時代の一国を担う劉備(りゅうび)が軍師である諸葛孔明(しょかつこうめい)を呉に派遣して加勢するという、簡単に言えばそんな感じなんですが、展開がかなりすごかった。いやぁ、男ばかりのむさ苦しい中に無理やり女っ気を入れようとしたらこうなるんだなぁっとは思いましたが、あんまりよく描き過ぎると、先を知っているファンとしては「やりすぎだぞ」としか思えないんですよねぇ。
まぁ、「何故男は命を懸けるのか」という命題を、「民のため、友情のため、誇りのため、理想のため、愛する者のため」とそれぞれの役柄に分けて設定したのはいいんですが、きれい過ぎました。この赤壁で完結した話としてみるのには不都合はないと思いますが、ただ時代を一時切り取っただけで、その後に続く歴史を感じさせるまでに至らなかったのが、深みを感じられない原因になっていると思います。
守った山河がその後どうなっていったのか。育まれた友情の成れの果ては?新たに生まれた愛とか、もっと人間ドラマを書いてほしかった気がします。エンターテイメントとしてはいと思いますどね。
さて、これで新たな三国志ファンができたのか、非常に怪しいですけどね。
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